クールジャパン1

Youtubeで、チャンネル桜のクールジャパンに関する討論を拝見した。

 

日本の文化をただの商業品として扱い、金儲けに勤しむ官僚どもの浅ましさがよく分かった。

 

しかし、この動画で、日本文化ないし芸術の要素について「道徳性」や「リアリティ」が提起されなかったのはなぜか。

 

本来芸術とは、「美しい」ものを指す。「美しい」には、「道徳性」に起因する「心や感性のみずみずしさ、美しさ」が含まれるはずだ。

 

現代芸術が全く面白くないのは、この「道徳性」を全く含んでいないからだ。

 

私に言わせれば、100巻以降の「こち亀」は全く面白くないし、ここ10年の「名探偵コナン」は目も当てられない。「ワンピース」などはひたすら「ナカマ」というワンテーマを反復し続けるゴミのような作品だ。

 

一旦ブランド化されて固定客がついたコンテンツを、金儲けのためにひたすら手を抜きながらだらだらと継続させているだけだ。

 

こんなものは芸術も文化でもない。

 

特にここ15年のアニメ市場は、「萌え」文化に代表されるように、全く内容の無い空虚なものになっている。

 

現代芸術は、「道徳性」に真っ向から逆らい、「非道徳性」「反社会性」「醜悪性」「欲望的」「扇情的」をテーマとした表象を「芸術」にすり替えて押し通している。

 

それに多くの国民が感化され、本来芸術とは言えないようなゴミを、なんとなく芸術としてイメージする。

 

あってはならない事だ。