クールジャパン2
前編の続きだ。
芸術性 美しさ の要素のもう一つに、「リアリティ」が挙げられる。
作品がフィクションであっても、どこかに現実の世界のような感覚、人間臭さがあってこそ、真の共感や感動を得られる。
それがどうであろう。「君の名は」「天気の子」では、全く非現実的な設定が基礎にある。
「名探偵コナン」では、主人公の周囲で有り得ない数の人が殺される。
ジブリ作品の多くでは、ほとんど変態の妄想のような世界が現れる。
こんなものは芸術でも文化でも、クールジャパンでもない。
これらが長く評価される現実は、日本人の良心や信念の消失を象徴している。
アホの国民が、アホが作った作品を評価して、大勢のアホの中でカネが行き来して経済が回る。
醒めた目でこれらを眺めると、全く虚しい気持ちになる。