レームダック、安倍政権

衆議院議員の安藤裕氏によれば、安倍政権内の幹部の全員が、かたくなに「消費税は減税しない」という意思を持っているらしい。

 

また、過去30年にわたり、日本がほとんど経済成長していないことについて、彼らは自分たちの失策のせいだとは「露にも感じていない」そうだ。

 

昨年の消費増税後の四半期のGDPがマイナス7%を記録したのに、日銀の短観では「緩やかに回復している」という観測を変えなかった。

 

話は変わるが、森友事件では、佐川前理財局長の起訴が見送られ、籠池泰典氏には懲役五年という異常に重い刑が決められた。中共も驚く隠ぺい体質だ。

 

いよいよ、安倍政権は死に体内閣の様相を呈してきた。

 

固い理想を掲げて発足したはずの安倍政権だったが、公明党経団連などの利益団体との折衝を重ねるうち、どんどんそちらに引きずり込まれ、染まってしまったようだ。

 

安倍首相も、麻生財務相も、甘利税調会長も、稲田衆議も、もうだめだ。

 

「日本を取り戻す」というスローガンは、ついに実を結ぶ前に潰えた。日本の未来は暗い。