大学の腐敗

大学の腐敗が著しい。

30年前、私立大学の推薦入学の比率は平均が約15%だった。

しかし、そこから毎年急激にその割合が増え続けている。

 

昨年の統計では、有名私立大学でも、

推薦枠での入学は定員の40-60%に達する。

 

↓ソースはこちら

https://tanuki-no-suji.at.webry.info/201811/article_3.html

 

主な数値は以下の通りだ。

( )内は推薦入学の比率。

 

関東

慶應義塾(44.0)

早稲田大(44.0)

上智(54.2)

国際基督教大(50.6)

 

中央大学(48.0)

明治大学(30.3)

立教大学(42.2)

青山学院大学(40.0)

東京理科大学(23.6)

 

学習院大(50.4)

法政大学(38.5)

國學院大學(43.2)

成城大学(39.2)

 

日本大学(54.9)

創価大学(56.1)

帝京大学(49.5)

 

近畿

同志社大学(44.3)

関西学院大学(58.6)

 

関西大学(47.0)

立命館大学(39.4)

近畿大学(49.7)

龍谷大学(48.4)

甲南大学(45.3)

 

 

中部

南山大学(29.6)

愛知大学(39.5)

名城大学(42.2)

 

 

他地方

北星学園大学(47.0)

東北学院大学(52.5)

西南学院大学(33.8)

福岡大学(38.5)

立命館アジア太平洋大学(81.4)

 

これは驚くべき現実だ。

 

一般的に、推薦入学は、自力で受験しても合格しない学力の生徒が使うことが多い。そのような者の比率を増やして不正入学させ、正々堂々と一般入試で受験する生徒を減らすとは何事か。

 

完全なる教育の機会均等、公平な競争への破壊工作だ。

 

学問の府であるはずの大学が、開き直って不公平な入試を拡大し続けるニッポン。

 

能力がないのに親のコネがある者が、優先して有名大から大企業に入り、分不相応な高い給与を受け取る。

 

能力がある者が、本来入れるはずの有名大からはじかれ、優良企業に入れず、低い収入で生活する。

 

これでは、日本企業の生産性が下がるのも当然だろう。

 

腐りきった利権社会=疑似共産主義社会の日本。早急に法整備をして、公平な学力評価制度に戻すべきだ。