皇位継承問題

自民党の有志で作ったいわゆる「護る会」が、やっと天皇家皇位継承に関して、「男系男子護持」「旧宮家復活」を提言した。

 

その一方で、産経新聞共同通信NHKなどがそれぞれで行った電話調査によると、概ね7~8割の日本国民が、「女性・女系天皇」に「賛成」と答えているそうだ。

 

これは衝撃的であり、絶望的な結果だ。日本国民もここまで堕ちたか、と言いたい。

 

この「賛成」の国民に問いたい。あなたたちは死にたいのか?

 

皇室の男系男子による承継は、国体そのものだ。この原則を捻じ曲げることは、それすなわち日本国の滅亡、つまり国民の生命、財産、安全、また領土、領海、領空が滅びることを指すのだ。

 

「賛成」の国民の多くは、突然の電話調査にやや驚き、深く考えずに答えたのかもしれない。しかし、彼らは間接的に「自殺」を選んでいるのだ。

 

多くの国民が、公平に選択肢を与えられ、あえて女性天皇「賛成」を選んだ。このことを想像するだけで吐き気がする。

 

彼らは基本的な歴史すら知らない。常識的な感覚すらない。酷い言い方をすれば、「知能遅れ」に等しい。

 

いくら世論であっても、こんなものを尊重するわけにはいかない。大多数の「知能遅れ」の国民のために、まともな国民まで滅びるのはごめん蒙る。

 

「賛成」の国民には、いますぐ日本から出て行けと言いたい、、、

 

が、よくよく思い出してみると、誠に恥ずかしながら、私も20代前半までは女性天皇に賛成だった。その時は確かに深く考えずにそう思っていた。

 

今になって、あの時なぜ自分はそう思ったのか、理由を考えてみた。すると、二つの理由が思い浮かんだ。

 

一つ目は、愛子殿下のキャラクターが好きだから。

二つ目は、秋篠宮殿下ご一家のキャラクターが嫌いだから。

 

報道などで聞き及ぶ範囲では、愛子殿下は聡明で、おとなしい方のようだ。

 

その一方、秋篠宮殿下ご一家の素行は、ろくな事がない。多少の誇張やフェイクがあるにせよ、これらの報道はおおむね事実だろう。

 

紀子妃殿下は、お付きの料理人にパワハラ行為をして何人も辞めさせている。眞子殿下は、小室圭と言う不逞の輩に引っ掛かり、いまだに結婚の意思をお持ちだ。佳子殿下はヒップホップにはまり、最近あるイベントで腹を出して踊ったらしい。全く恥ずべき行動だ。

 

それもこれも、秋篠宮殿下ご夫妻の、全く誤った教育方針が原因だ。お子様たちに公人としての教育を全く施さず、「自由に」育てた結果、皇族としての自覚が全くない愚か者に育ってしまった。

 

全員ではないにせよ、多くの国民は、これらの事実を繊細に感じ取っているのではないか?

 

女性天皇に「賛成」と答えた国民のうち何割かは、こういったことを理由にしているのではないか?

 

そう考えると、若干の同情の余地はある。

 

このような事をはっきり述べると、多くの保守系の論客たちは瞬時に反発するだろう。上記の報道を一切否定するか、「不敬だ」と言って押さえつけるかもしれない。

 

ただ、いくら皇族に都合の悪い事であっても、事実には目をカッと見開いて真正面から受け止めるべきだ。その上で、「それでも男系男子でないとダメなんです」という説明をしなければ、真の理解は得られない気がする。

 

ただ天皇家であるだけで、ただお世継ぎであるだけで、思考停止してその権威に盲従するのは、奴隷と同じだ。こういう傾向は保守派の方々に多い。

 

皇族に対する批判を、権威の価値を毀損する悪意あるものだとしてすべて跳ねのけるのでは、中国共産党と変わらない。その先にはファシズムがある。

 

しかしその一方で、私は今男系男子による承継を望んでいる。人は成長する。若かりし頃は女性天皇に賛意を示したとしても、普通に暮らしていれば、日常生活においてインターネット、SNS、テレビや新聞などから適切な情報を得て、いやでも男系男子による承継の正当性が分かるはずだ。

 

先述の女性天皇支持の二つの動機は、「今」という極めて瞬間的な視点だけにフォーカスしている。神話を除いても1700年以上の歴史を誇る天皇家を時系列的に見て、将来も踏まえて総合的に判断すれば、男系男子護持が妥当だと分かるはずだ。

 

つまり、上記の「賛成」の7~8割の国民は、常識的かつ文明的な暮らしをしていない。彼らは呆れるほどレベルの低い「精神的貧困」に陥っているのだ。

 

極めて低次元の暮らしをする大多数の日本国民。彼らにどうやって自覚を促すのか?道のりは険しい。

 

秋篠宮ご一家が嫌いなのはよく分かる。でも、それでも男系男子による承継をしなければいけない。なぜなら、それが日本国の存亡に直結するからだ、と伝えないといけない。